「遊」という雑誌のことを知っている人はほとんどいないでしょう。「比叡おろし」という歌を知っている人はもっといないと思います。ただ、松岡正剛は今も活躍中で、全くレトロではありませんが、かつて松岡正剛が書いていた種類のもの、たとえば、自然学曼荼羅のような感じの文章は、もう最近は書いていないと思われます。なぜなら、つまり、"年"だからです。自然学曼荼羅は若い頃しか書けないのでは。また、こういう内容を書くことができるのは、日本では、若かった頃の松岡正剛だけなのではと思っています。
自然学曼荼羅は、最近になって(21世紀になって!)、改訂版が出されたようですが、僕が読んだのはもちろん昔の方です。どこが改訂されたのか興味あるところです。自然学曼荼羅が売れていたとはもちろん思えません。こういう本の好きな人が世の中にたくさんいたら、それはそれでしんどいかも知れない、そういう本です。ただ、僕は松岡正剛のファンですので、レトロな本のリストの中に1冊を入れることにしました。少なくとも理系の人でないと面白くないでしょう。
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hw10a009 (土曜日, 27 7月 2013 14:38)
読みました。
とは言いますがちょっと興味の惹かれる分野ではなかったというのも含め少し読むのは苦痛でした。ちょっと理解しながら読むのに苦労し、やはり自分は物語調の本のほうが好きなんだと感じました。
『自然数製造機』 (木曜日, 12 12月 2019 10:42)
≪…こういう本の好きな人が世の中にたくさんいたら、それはそれでしんどいかも知れない、…≫が、この本の[魂]とする[オバケ]を、
「絵本のまち 有田川」が、偶々[オバケ]と[遭遇]したらしい・・・
ちいさな駅美術館 Ponte del Sogno (JR 藤並駅) に
令和二年一月七日~令和二年一月二十四日
の間だけ、[オバケ]を[公開]とか…