Theoretical Minimum

これまで研究室で勉強してきたこと、研究室でのゼミの内容をTheoretical Minimum(=理論的最小限)というタイトルの問題集にまとめました。ランダウの理論物理学教程、Theoretical Minimumにならったものです。実装技術と設計手法を主に取り扱っているため、デジタルゲーム学教程と呼ぶにはまだ不足ですが、それでも、ソフトウェア設計とハードウェア設計については、基礎的な内容から大学専門課程の内容まで広く含んだものとなっています。

 

研究室では、Theoretical Minimumの内容をひととおり押さえた上で、ゲーム、アート、Web、モバイルアプリケーションをはじめとした広範なデジタルコンテンツの開発を行っています。Theoretical Minimumをマスターすれば、広範囲の分野での制作を手掛けることができると思いますが、その意味では、制作を行うための最低限の技術、文字通りTheoretical Minimumです。

 

Theoretical Minimumは、今のところ、12テーマに分かれており、順次、試験運用が始まっています。どの問題も単純で、重要な点の1点だけに注目した演習問題です。30分ほど考えてうまくいかないときには、そのまま次の問題へ進み、1ヶ月ほどたってからもう一度考えてみて下さい。2回目は解けたとすれば、それが実力upの証明です。