2013年

6月

02日

57)摩訶大将棋の棋譜

あとしばらくしますと別サイトで棋譜(駒のアニメーション)の閲覧もできるようになりますが、本稿では、終盤のスクリーンショットをひとつだけ紹介します。画像が大きくなるため、ブログでの紹介は不適ですので、別に棋譜専用のページを作る予定です。

後手:9二狛犬
と龍馬の利きを防いだ場面です。実戦では、ここで、
先手:9四猛牛成
と攻撃を開始したわけですが、途中で見落としもあり、勝負は少し長引いてしまいました。

ここは、たぶん、
先手:H九山母
でよかったように思います。次に、D五山母と石将を取り、D8、D9、DA、DCのどこかの位置に引く手でした。後手の守りが狛犬となっているのは、無明、提婆、酔象が攻めに加わったためです。

 

注1)棋譜は、12・・9AB・・HIJ、で横の19マスを、一二・・九ab・・jで縦の19マスを読んでいます。まだ暫定案です。

注2)山母は「やまはは」という読みでしょうが、意味は同じですので、私は「やまんば」といつも呼んでいます。

 

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コメント: 10
  • #1

    mizo (日曜日, 02 6月 2013 21:37)

    注2)山母は「やまはは」という読みでしょうが、意味は同じですので、私は「やまんば」といつも呼んでいます。

    象棋六種之圖式では「さんぼ」と音読みしています。
    私は、将棋の駒は音読みが原則だと思います。

  • #2

    T_T (月曜日, 03 6月 2013 01:13)

    コメントありがとうございます!

    将棋とは関係ないのですが、やまんば(山姥)は、やまはは(山母)でもありますので、山母の駒を「やまんば」と呼んでいます。香車を「やり」と呼ぶような感じです。

    読み方の件は結論が出ないといいますか、摩訶大将棋に関しては、音読みの件はあまり重要でないかも知れません。狛犬(こまいぬ)、猫又(ねこまた)の駒もありますし。

    象棋六種之圖式の著者は、狛犬も「はけん」と読んでいます。鎌倉時代にどう呼んでいたかですが、語源から考えて、こまいぬ、ではないでしょうか。ただ、私自身、呼び方にはこだわりがなく、対局相手が、よこぎょう、とか、たてぎょう、とか言っていても、あまり気になっていません。

  • #3

    mizo (月曜日, 03 6月 2013 14:01)

    「摩訶大将棋をはじめよう」でも「さんぼ」ですね。

    「狛犬」は現代語表記では「はっけん」だと思います。将棋の駒の読みとして「こまいぬ」という史料はありますか?熟語としての「狛犬」のよみは「こまいぬ」だと思いますが…。

    将棋の駒として「猫又」(ねこまた)と記された史料はないと思います。語源は妖怪である「猫又」だと私も思いますが、「猫刃」と書かれた史料が多く「みょうじん」と読むのが定説だと思います。「猫叉」と書かれる場合もあり「びょうさ」と読むのが適切ではないかというご意見を遊戯史学会のミニ研究会でいただきました。

    コメント欄ですので、私の感想です。論争を望んでいるわけではありません。

  • #4

    長さん (月曜日, 03 6月 2013 14:44)

    私なら「歩の出る摩訶大将棋は負け摩訶大将棋。」のオーソドクツクス
    な格言で、▲Db猛豹の出る釘=E筋の歩攻め位ですかねぇ。
    次に△E八竪行なら▲4e摩喝と摩喝活用を少しづつ目指してゆくか?
    ▲H九山母だと、単に△C六石将と、逃げて来て続かないのでは?
    後手の臥龍は、後手の摩喝が効いていますしね。先手が良いようですが、
    後手の△9二狛犬の移動が、比較的良い手に見えますね。

  • #5

    kazu (月曜日, 03 6月 2013 22:04)

    棋譜の読み方ですが、アルファベット大文字、小文字とアラビア数字と漢数字の4種類が混じっており、パッと見て分かりにくい気がしました。

    横列は数字、縦列はアルファベットというように各辺には一種類の文字を使うという運用のほうが見やすいと考えます。

    19×19なので囲碁のような運用も有りかもしれません。
    ▲15の十六 飛車 のように。囲碁は左上から数えるので逆になりますが

  • #6

    T_T (日曜日, 09 6月 2013 02:58)

    コメントありがとうございます!

    mizoさんへ
    摩訶大将棋の駒の呼び名を記載した古文書は、現時点では、象棋六種之圖式だけですが、江戸時代後期のもので、どこまで信用していいか、といったところです。いろいろと間違いもあり、鎌倉時代に山母の駒がさんぼと呼ばれていたという根拠にするには弱すぎませんでしょうか。

    将棋の駒は音読みが原則、というのは、そういう考え方があるということで、定説という類のものではないように思います。猫叉をびょうさと読むのは、音読み原則からだと思いますが、猫又(ねこまた)や狛犬(こまいぬ)を駒にしたとき、なぜ音読みしないといけなかったのでしょう。この点が私には不明です。

    長さんへ
    C六石将の手ですが、以下、▲C四山母、△同摩かつ、▲同摩かつ成り、と進みます。ただ、図の局面では、先手は山母を動かした後、▲Dd提婆とするのが最善手でした。この手、投稿日には気づいていませんでした。提婆は、その後、桂馬の前の歩兵を取って教王に成ることができます。後手がこれを阻止するのはむずかしいです。

    kazuさんへ
    二桁の数字を避けるために16進数的な表示にしたのですが、確かにご指摘のとおりですね。近々にも変更したいと思います。プログラム処理上のこともあり、たぶん、アルファベット1文字だけの表記になりそうです。右上隅(Aa)、右下隅(As)、左上隅(Sa)、左下隅(Ss)、中央のマス(Jj)という表記を考えています。

  • #7

    長さん (火曜日, 11 6月 2013 09:50)

    なるほど局面、先手もC四の位置に、摩喝が効いているんですね。
    後手、厳しい局面でしたか。石将を逃げても逃げなくても、
    以下、▲C四山母、△同摩かつ、▲同摩かつ不成で、後手キツイですね。
    なお摩喝は成らないでしょう。▲同摩喝成だと、猫叉と成摩喝の金交換で
    終わりですから、やや寂しいですね。

  • #8

    長さん (水曜日, 12 6月 2013 11:57)

    アルファベット1文字だけの表記にするそうですが、欧州の人々、
    「iとjが紛らわしいので、jを抜く」という習慣が、強いので
    しょうかね。アルゲランター記法で「抜きの習慣」聞いてますが。
    なお、オーストラリア人には、iとjが紛らわしいという感覚は、
    そう強く無いようですね。オーストラリア人の作った、ある種の
    将棋ソフトの棋譜表記では、i、j両方使い、御提案のに、ほぼ
    近くなりますね。欧州の中将棋で棋譜アルファベットにしている
    方に、確定前に御問い合わせされては、どうでしょうね。

  • #9

    mizo (水曜日, 12 6月 2013 19:13)

    ちょっとしつこいと思われそうですが、
    6>
    なぜ音読みしないといけなかったのでしょう。この点が私には不明です。

    当時の人は、象戯が中国由来のものだと考えていたからだと思います。「象棊纂圖部類抄」の序がそうです。「凡摩蝎(魚扁)太者表呉国之軍也」と記す史料もあります。

  • #10

    T_T (日曜日, 23 6月 2013 01:22)

    コメントありがとうございます!
    かなり遅い返信になってしまいました。

    長さんへ(#7)
    ▲同摩かつ不成(=成り不成りの選択を許す)は、現状のルールでは採用していません。不成りのルールについては象棊纂圖部類抄には記載がありませんし、仮に不成りを許すルールとしますと、強い走り駒・踊り駒は当然いつも不成りを選ぶため、成りというルールが意味をなさないということもあります。現状、摩かつは敵陣で駒を取ったときに成ります(必ず成る)。

    長さんへ(#8)
    jを抜くという習慣については知りませんでした。調べてみたいと思います。暫定的な棋譜では、jを含めたアルファベット1文字だけの表記で行く予定です。

    mizoさんへ
    確かに中国由来と考えていたとしますと、音読みされていたとしておかしくありません。ただ、これは、摩訶大将棋が中国由来だろうと考えていた人(=摩訶大将棋の起源を知らない人、たとえば、室町時代や江戸時代の人)の見方ではないでしょうか。摩訶大将棋が日本で創作されたとしますと(本ブログではこの立場に立っています)、作った本人やその周辺の人たちは、音読みにはしなかったのではないかと考えます。もちろん、もともとの将棋は中国由来だとは思いますが。