2013年

6月

08日

58)摩訶大将棋のルール(暫定版)

先日より、摩訶大将棋のレーティングを暫定的に開始しています。そして、いよいよ摩訶大将棋のネットワーク対局版も完成しそうです。対局会場ではルール冊子を配布していましたが、Webにもきちんと明文化したルールを掲載する必要が出てきました。本稿では、ルールが不明瞭な部分のみをまず取り上げたいと思います。ルールは象棊纂圖部類抄を基に組み立てています。ルールの確定度合を次の3つのマークで分類しています。
◎ --> 古文書からはほぼ確定
○ --> 古文書からの類推(文面上は明らかでない)
※ --> 古文書からは類推できないが、自然だと思われるルール


a)駒の捕捉に関するもの
※ 無明と提婆は、無明・法性・提婆・教王を取ることができない。
※ 法性と教王は、無明・法性・提婆・教王を取ることができない。ただし、踊りの動きで、無明・法性・提婆・教王を飛越すことはできる(相手の無明・法性・提婆・教王によって動きが制限されることはない)。


b)駒の動きに関するもの -1
◎ 師子の居喰い:居喰いは2駒同時が可能。2駒居喰い可能な場合に1駒だけを居喰いすることも可。
※ 狛犬の居喰い:居喰いは3駒同時が可能。3駒居喰い可能な場合に1駒または2駒だけを居喰いすることも可。


c)駒の動きに関するもの -2
◎ 驢馬:左右1目歩き・前後に2目越し
◎ 桂馬:ななめ2目越し(前方向のみ)


d)駒の動きに関するもの -3
◎ 奔駒:歩くことのできる方向への走り駒となる。ただし、1目2目は飛越し、3目から走る駒となる。


e)成りに関するもの -1
※ 玉将が無明・法性・提婆・教王を取った場合の成りは、自在王である。
◎ 玉将以外の駒が無明・法性を取った場合、法性に成る(敵陣自陣を問わない)。
◎ 玉将以外の駒が提婆・教王を取った場合、教王に成る(敵陣自陣を問わない)。


f)成りに関するもの -2
◎ 不成りの駒:師子・奔王・龍王・龍馬。
○ 走り駒・踊り駒・桂馬・驢馬は、敵陣にいる駒をとれば成る。
○ 歩き駒・麒麟・鳳凰は、駒をとれば成る(敵陣にいる駒でなくても、取れば成る)。
※ 敵陣は6段目(歩兵の並んでいるところ)までとする。


g)その他
※ それ以上動けない位置にも動くことができる。このルールは歩兵・香車・石将・鉄将・奔石・奔鉄が関係する。
※ 駒の動かし間違い、成りの間違い等、気づけば指摘し指しなおす。反則負けはない。

 

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コメント: 3
  • #1

    kazu (月曜日, 10 6月 2013 01:13)

    棋譜の件、検討ありがとうございます!
    早速、本投稿のルールにあわせた詰将棋を一題作りました。
    http://mylife29.blog74.fc2.com/blog-entry-13.html

    ネットワーク対局楽しみにしています。

  • #2

    長さん (火曜日, 11 6月 2013 10:00)

    成りに関するもの -2の、「成る」が、
    強制なのか、任意なのかの影響が、最も大きいのですよね。
    (今までは、任意でしたね。)

  • #3

    T_T (日曜日, 23 6月 2013 01:46)

    コメントありがとうございます!

    kazuさんへ
    ネットワーク対局モードですが、そろそろ試験運用できるくらいにはでき上がっていると思います。試験対局をお願いできますでしょうか。

    長さんへ
    プリンセスKG杯の頃の成りのルールは違っていましたが、今は、成りは強制ということで落ち着いています。以前のルールだとしても、対局のときの感じはほとんど同じようです。気にしていますのは、奔駒のルールで、象棊纂圖部類抄に記述があるとは言え、その解釈はひととおりではありませんし。奔駒の動きが変わりますと、多少とも対局の感じは変わります。