2013年

7月

17日

21)山の人生: 柳田国男

民俗学は好きです。だから、その創始者である柳田国男も好きです。中世の山の民、山を漂泊して暮らす人々、木地師やマタギや山師がいつもぼんやりと自分の興味に中にありました。山を漂泊するということ、そういうことに多少の憧れもあって、現代では非現実なわけですが、それを柳田国男の物語が補ってくれていました。


遠野物語でなく、山の人生を挙げたのは、よりはっきりしているからです。それに序文が強烈だからです。本稿では3件のコメントが先に入っていましたが、簡単に書くと以上のような理由です。コメントでは子供を殺す話、とありますが、子供が殺してくれという話ではないでしょうか。だるんとした世の中にこういう序文の柳田国男はいかがでしょう。


柳田国男の文章は、たぶん、ゆっくりと何度も読むのがいいかも知れません。山の人生とは全く違って、もっと自然科学よりの文章も、たとえば、「峠に関する二、三の考察」なんかもどうでしょう。面白いです。こちらをあげてもよかったのですが、峠の話しはあまりに明解すぎて想像の余地がないかもと思ってしまいました。

 

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コメント: 3
  • #1

    hw10a009 (土曜日, 27 7月 2013 14:03)

    読ませていただきました。
    民俗学として興味深い話や悲しい話など読んでて飽きません。
    ですが柳田国男さんの本でいうなら遠野物語のほうが自分は好きな題材です。

  • #2

    (日曜日, 28 7月 2013 23:50)

    人が死ぬ話が好きではないので少し心苦しいです。
    最初に子どもを殺す話から始まるので、そこで読者である私は胆を抜かれた。いろいろと読ませていただいたが、こんな話多くないですか?

  • #3

    HALO (月曜日, 05 8月 2013 06:02)

    この作品の出だしの編を読み、想像を巡らすと怖くりました。
    個人的におすすめはできませんが、想像を膨らませながら読むと面白い作品なのは確かです。
    出だしを「子供を殺す」という内容で始めている意図が気になる作品でした。