10)大和古寺風物詩: 亀井勝一郎

この本もあまり見かけなくなりました。いい本なんですが。ひとつ読むとして、やはり中宮寺のところでしょうか。読めば、弥勒菩薩を見に行きたくなります。僕は見に行ってしまいました。と言っても、お寺案内のガイドブックとか仏像を紹介する本とかではありません。

 

ガイドブックで観光するようになってしまう前の話です。まだ学生の頃に、大和古寺風物詩を読んで、見に行った弥勒菩薩は、うまく表現できませんが、とても美しかった。ずっと後になって、もう一度見たくて何度か行って、でも、もう、その美しかった弥勒菩薩の姿は見ることができません。そこにいるのは、博物館の弥勒菩薩という感じです。

 

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コメント: 2
  • #1

    K.K (日曜日, 28 7月 2013 21:01)

    著者が奈良を訪れ、有名な古寺を巡り様々な考察を述べていくというものでした。寺はもちろん仏像や仏教の話が多く、あまり詳しくない私には少々難しかったです。ですが巻頭には寺や仏像の写真が載せられておりすごく迫力がありました。この本を読み寺や仏像などの歴史を勉強をしたいと思いました。

  • #2

    hw10a003 (月曜日, 29 7月 2013 14:24)

    この本の著者からは仏像や寺などに対する熱い情熱というものがひしひしと感じ取られました。読んでいくと書く事柄が昔の考え方のようにも感じました。しかし、読み終えるとただ考え方が古いわけではなく、一人の人間として、一つのものに熱い情熱を注いでいることがわかりました。私が生きてきて一度も感じたことのないような、感情を感じることができ、とても良かったと思います。