144)吉備真備の詩文と将棋伝来

(文章追加・修正の上、3月中にきちんと投稿いたします)


次の一節は、吉備真備が書いたと思われている詩文の一節です。


舞鳳帰林近 盤龍渡海新


鳳は、自分(吉備真備)のことでしょう。林は、故郷の日本を意味しているかも知れません。夜遅く、次のように読み下した後、少し眠れませんでした。


舞う鳳、林に帰ること近く、

盤の龍、海を渡ること新たなり。


この件、実はたわいない話しなのですが、盤の龍をどうみるかということです。盤を将棋の盤、龍を将棋の駒(たとえば、飛龍のような)とみれば、ということです。将棋が伝来した、まさにその瞬間を詩でもって表現したと。


盤の龍、海を渡ること新たなり・・・ どうぞ、ひとときお楽しみ下さい。