228)摩訶大将棋のイベント1(JR大阪駅前:グランフロント大阪)

直前での紹介になってしまいましたが、明日出かける直前に確認される方もおられるかも知れませんので、概略を投稿します。アナウンスがいつも遅くてすいません。

 

展示エリアでの解説(パネル15枚、古文書2点、天童の駒師さんに書いていただいた摩訶大将棋の駒を用意しています)

解説の要点は次のとおりです。私が対局中でしたら、30分〜40分ほどお待ちいただけますでしょうか。

○ 摩訶大将棋の復刻について:

実例の紹介、古文書の読み解きを解説いたします。非常に多く、時間もかかりますが、興味をお持ちでしたら全部説明いたします。遠慮なくお声がけ下さい。

 

○ 将棋の起源について:

大型将棋、小将棋(平安将棋)を含めて、成立順を検討します。結果は、摩訶大将棋がどうも最初に作られたようです。たいていの人には賛同してもらえていますので、論理的に妥当なのだろうと思います。絶対の根拠というのは、きちんとした文献がありませんので、むずかしいですが、小さな根拠が多数あり、それらが全部、同じ結論(=摩訶大将棋が起源)の方を向いていますので、たぶん、この結論が逆転することはないのではという予想です。

 

このテーマ、反論はまだどなたからも出されていません。これは、これまでの仮説(平安将棋が起源)が、何かの根拠に基づいたものではないということによります。まず、これまでなぜ、小将棋が起源だと思われてきたのかを説明した後、その説明をひとつづつ崩していきます。会場にて、直接にディスカッションいただけるのもとても有難いです。最近、古文書だけでなく、出土駒からのアプローチも始めていますが、こちらの方も、矛盾がでていません。はっきりとした結論はまだ無理だとしても、大型将棋は、将棋の起源や伝来の考察の際、無視してはいけない、というのは確かな結論でしょう。

 

 

将棋の起源と少し関連しますので、呪術としての摩訶大将棋も話題にします。天変地異と摩訶大将棋の話です。