277)摩訶大将棋の駒:呪術としての大型将棋

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 

下の写真は白檀の駒です。高さ53mm、幅45mm、厚さ16mmの駒96枚。残り96枚は黒檀で作っています。古代ペルシャのシャトランジの駒は象牙と黒檀、盤双六の駒も象牙と黒檀、摩訶大将棋の駒が敵味方色違いであっても不思議ではありません(榧の駒だった可能性も高いと思いますが)。いぜれにせよ、摩訶大将棋は遊戯であって呪術でもあります。駒には、古来からの霊木が使われていたでしょう。

 

白檀と黒檀の駒は、1月5日(日)の摩訶大将棋展2020 winter(グランフロント大阪)にて展示予定です。駒を動かしたときの感触を是非味わっていただきたく思います。駒がその重みで盤に吸い付くような感じです。呪術の駒。古代においては、文字そのものが呪力をもっていました。

https://www.grandfront-osaka.jp/event/943/

 

摩訶大将棋の白檀の駒(高さ53mm、幅45mm、厚さ16mm)
摩訶大将棋の白檀の駒(高さ53mm、幅45mm、厚さ16mm)