2020年

1月

03日

278)天子南面:摩訶大将棋の対局の方向

平安時代の摩訶大将棋の対局は東西で向かいあいます。このことは、同じく神事である、盤双六や相撲でも同じでした。その対局を天皇が見て天の声を聞く(易経:聖人南面而聴天下)、これが、呪術としての将棋、その様相のひとつではないかと考えています。

 

当時の古文書にも書かれているとおり、天皇は将棋をせず、見るだけです。摩訶大将棋の世界では将棋盤は平安京、その平安京をおそらくは神様が見るように見ていたのだと想像します。天皇の御前で将棋を指したのは、陰陽師か公卿だったでしょう。平家物語では、陰陽師の安倍泰親は、指御子(さすのみこ)と呼ばれたと書かれています。呪術としての将棋を指していたのでしょう。

 

下の写真は、明後日1月5日(日)の摩訶大将棋展2020 winterにて展示する摩訶大将棋です。まだプロトタイプで将棋盤もできていませんが、駒には霊木の白檀と黒檀を使っています。呪術しての将棋の実物を是非ご覧下さいませ。

https://www.grandfront-osaka.jp/event/943/

 

当然ですが、遊戯が呪術として成立するためには、その遊戯が十分にアミューズメントである必要があったでしょう。この点もご確認のほど。簡単ではありませんが、摩訶大将棋はかなり面白いボードゲームです。はじめの5回ぐらいはすぐ負けてもいいのではないでしょうか。初心者ですと5分ぐらいで勝負がつきます。長考はなしということでお願いできましたら。。。

 

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2020年

1月

01日

277)摩訶大将棋の駒:呪術としての大型将棋

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 

下の写真は白檀の駒です。高さ53mm、幅45mm、厚さ16mmの駒96枚。残り96枚は黒檀で作っています。古代ペルシャのシャトランジの駒は象牙と黒檀、盤双六の駒も象牙と黒檀、摩訶大将棋の駒が敵味方色違いであっても不思議ではありません(榧の駒だった可能性も高いと思いますが)。いぜれにせよ、摩訶大将棋は遊戯であって呪術でもあります。駒には、古来からの霊木が使われていたでしょう。

 

白檀と黒檀の駒は、1月5日(日)の摩訶大将棋展2020 winter(グランフロント大阪)にて展示予定です。駒を動かしたときの感触を是非味わっていただきたく思います。駒がその重みで盤に吸い付くような感じです。呪術の駒。古代においては、文字そのものが呪力をもっていました。

https://www.grandfront-osaka.jp/event/943/

 

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